ElClásico

現地時間16:00、日本時間は23:00と良心的な時間にFC Barcelona VS Real Madridの試合が開催されます。
簡単ではありますがマッチプレビューを書いていくので是非お時間ある方は御一読頂けると幸いです。
先ずは両チームのチーム状況から

Real Madrid

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昨シーズンはCOVID-19による中断開け脅威の10連勝マドリーらしからぬ守備の安定感と何故かファールをしなくなったセルヒオ・ラモス、たくみ(僕はそうは思わないが)と言われるジネディーヌ・ジダン監督のターンオーバーで結局ラ・リーガは優勝を飾りました。


しかし今シーズンはまさかの補強無し。不良債権だったギャレス・ベイルハメス・ロドリゲスを放出し更にはアクラフ・ハキミはIntel Milanoへセルヒオ・レギロンはTottenham Hotspurへと控えの層に一抹の不安を覚えるRSBとLSBを放出し、めぼしい補強といえばレンタルバック組のエーデゴーアのみ


蓋を開けてみると今シーズンは昨シーズンの安定感はどこへやら。

ジダンは十八番の4-3-3からシステム変更をして4-4-2を今シーズンは用いることが多くなってきています。

しかし全く効果はでず、代表ウィーク明けのカディス戦ではベルナベウで敗退、更にはチャンピオンズリーグシャフタールドネツク戦に敗北。シャフタールドネツクはCOVID-19の隔離プロトコルによって10人の選手が出場出来ない状況でしたのでこの敗北が持つ意味は非常に大きいものだったと感じます。


マドリーは主戦アザールが怪我で離脱、レギュラーSBダニエル・カルバハルが離脱、神童エーデゴーアが離脱。

万全とは言い難い状況ではありますが、キャプテンセルヒオ・ラモスが復帰にゴーサインが出たということが唯一のポジティブ要素でしょうか。


マドリーは5試合6得点と低調なスタートではありますが、決定力不足が指摘されていたヴィニシウスがチーム得点王と爆発。

まあこんなにチーム状況の悪いマドリーを叩けるチャンスなんて滅多にないですし、バルサは是非とも勝利を収めたいところですね。

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予想スタメンはこうです。

基本的にはオーソドックスな4-4-2。

フルコートプレスで小局面を支配してカウンターを狙う戦術です。

基本的に今のマドリーに遅攻で点を取るクオリティはないので、相手にポゼッションをさせておいて、奪ってショートカウンターが狙いですね。

マドリーの守備は個の力に依存する場合が多いですが、クオリティは高いのでなかなか点数を取るのは厳しいかもしれません。


FC Barcelona

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2-8、惨敗?そんな言葉では表せない程の完膚なきまでな敗北でした。

FCBarcelonaにとってのこの10年間の至上命題はサッカー史上最高の才能である、レオ・メッシにどう自由にプレーさせるかただその1点だったと思います。


今シーズン新たに就任したロナルド・クーマン監督はメッシをペップ・グアルディオラ時代と同じようにフォルス9俗に言う偽9番として起用する4-2-3-1システムを採用しました。

このシステムではサイドハーフのアンス、グリーズマン、トップ下のコウチーニョの4人が割と自由にポジションチェンジをしながら柔軟に個の力で打開を図る感じでしょうか。


またクーマン政権になってからはここ数年なかった前からのプレッシングに行くようになりました。ネガティブトランジションの部分でもしっかりボールホルダーを複数人で囲むことでカウンターに対応をしています。

しかしやはり懸念になるのは右サイドです。

ブスケツ、ピケと圧倒的にスピード面で劣る選手がどうヴィニシウスに対応していくのかひとつのポイントになると感じます。


ここ数年センターバックのスピードに劣るバルセロナはラインを低く設定することで、何とか保っていましたがハイラインを志向するクーマン政権下ではどうなるのかここからの注目ポイントではないでしょうか。


また懸念はやはり悩める男グリーズマンではないでしょうか。1億ユーロを超える移籍金でブラウグラナにやってきた彼はなかなか結果を出すことができず、先のCLでは結局彼に交代の声がかかることはありませんでした。やはりゴールという結果は欲しいですね。

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バルセロナのスタメン予想ですが基本的にはこれまでと同じようなオーソドックスな4-2-3-1でしょうか。

注目はRSBですが、経験を考慮して僕はセルジ・ロベルトをスタメンで予想します。

そしてやはりアンス・ファティでしょう。弱冠17歳にして既に圧倒的なクオリティを誇る彼がクラシコという大舞台でどう輝くのかとても楽しみです。


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最後に


このクラシコ最大の注目ポイントはやはりレオ・メッシでしょう。このまま契約更新をしなければManchester City移籍はほぼ確実でしょうから、今日が最後のカンプ・ノウでのクラシコになることは確実でしょう。

思えば僕のサッカー観戦人生は彼と共にありました。そんな彼が去ってしまう甘んじて受け入れることさえ出来ない事ですが、今日は何とかして勝利をしたいです。


まだ神童だった彼がクラシコで王様ロナウジーニョからバトンを受け継いだようにアンスにバトンを受け渡すそんな新たなブラウグラナの1ページになることを期待しています。


ここまでこのような拙い文章を読んでくれた皆様大変ありがとうございます。


Visca El Barca!!!!!!

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